アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2015年11月2日月曜日

換水の必要性(その1)

Ap.ヴィエジタ/Rio Guarrojo
ヴィエジタⅠ/Rio Guarrojo(グアロホ)

Ap.ヴィエジタ/Rio Guarrojo
やっと産みました~(^○^)

導入してから4ヶ月半。

♀が違うんじゃねぇ~のぉ~?なんて思う時もありましたがようやく産んでくれました(^-^;

毎日水槽のチェックをしてましたが、今日いつものようにチェックしてると、ちょうど巣穴に入ってこようとする♂を♀が必死にガードしているところでした。

それに怒った♂が♀を追い掛け、また巣穴の前で♀が必死に抵抗( ̄▽ ̄)

急いで隔離ボックスを水槽内に設置して♂を隔離!

所々スペースが空いているので何個かは喰われた後なのでしょう。

きっと今までも何度か産卵はしていたのだと思いますが今回は少ないけど何とか確保する事が出来ました!

無事に浮上まで推移してくれることを祈ります。

Ap.sp.ブライトビンデン/サンガブリエル
こちらはブライトビンデン/サンガブリエル。

一腹目が採れて以降何度も産卵していますが、浮上まで行っても残るのが5匹とか・・・(>_<)

産卵から三日目ですが、卵の白い部分が長く伸びてます。

これが尻尾なんでしょうか・・・。

こちらの水槽は、♂が♀にヤラレ始めたら♂を抜いてあげようと思っています(^-^;





最近のジョナサンズの議題は飼育環境とブリーディングについてが多い気がします。

シーズン始まったばかりでお目当ての魚がなかなか来ないというのも理由ですが・・・(^-^;

出来ればワイルドの体色を損なわず健康的に飼育し、Fを親以上の個体に育てたいという気持ちが強く感じられます。

特にマック系の赤が飼育していくうちに消えてしまう・・・、というのはかなり前から何度も話題に上がっています(笑)

餌による色揚げではなく。

赤は保護色だから、きっとブラックウォーターにしたら赤が復活するんじゃねぇ~の?

とか、

ソイル敷いて底面濾過にして水草を沢山植えて土壌バクテリアが機能したら赤が復活するんじゃねぇ~の?

とか。

我が家にも底面濾過の水槽が3本に増えました!(笑)

そんな話し合いの中で必ず出てくる話題が換水について。

単に換水と言ってもその方法は十人十色。

ただ我が家と比較してその頻度が高いというのが強く感じたところです。

では換水の目的とは何だろう・・・と今更ながら考えました(^-^;

硝化作用

◎換水の目的
  • 蓄積した硝酸塩を排出
  • 低くなったpHを上げる
  • 増えすぎたバクテリアを減らす
  • 富栄養化した水から余分な栄養素を除去
  • 水質改善や次の産卵に備える
  • 底床の環境改善
  • 複雑に蓄積した水溶性物質の組成を整える
  • ゴミなど物理的に排出
  • 水槽立ち上げ初期の水質調整 等々
こんなところでしょうか。

中でも一番の目的は硝酸塩の排出ですかね。

硝酸塩の蓄積がある限度を超えると、KHを消化してpHが降下し始めます。

KHとは炭酸塩硬度。カルシウムイオンとマグネシウムイオンの濃度のことです。

炭酸塩硬度とアルカリ度を同じ意味と捉えると、KHが少なくなるとpHを維持する緩衝能力が低下してpHがグングンと低下していきます。

pHの低下を防止するためにカルシウムを含んだ石や貝などを水槽に入れたりする方法もあります。

ただこれでpHは急激に落ちなくなっても、硝酸塩濃度は減りません。

では硝酸塩が蓄積され過ぎると悪影響があるのでしょうか。

サンゴは硝酸塩にかなり敏感なようで、海水でサンゴを飼育されている方は硝酸塩の除去にかなり力を入れているようです。

アピストではどうかと言うと種類によって多少差があるような気がしますが、硝酸塩が溜まってもpHや水質に急激な変化が無ければ死に至るような事は無い気がします。

しかし、硝酸塩濃度が高過ぎるとストレスなり何らかの悪影響を受けて、健康的に飼育出来ないのでは?と最近『個人的に』考えるようになりました。

何故かというと・・・

  • 自然界では乾季の水溜りでも底の砂や泥・堆積した落ち葉の中で脱窒による還元作用が働いているのでは?
  • 脱窒が行われないとしても水草や岸辺の植物が硝酸塩を吸収しているのでは?
  • アピストを仕上げる時に水草水槽に入れろとアドバイスされる時がありますが、それって水草が繁茂して硝酸塩が少ないためなのでは?
  • 池袋の餌の聖地にある魔法の水槽は、如何にも古いソイルが敷かれていて嫌気性バクテリアが活動しているように見える・・・(*^^)v
  • ビーシュリンプとかのブリードをやってる方も水質にはうるさく厚底ソイルで飼育してますね。これも硝酸塩の除去を狙っているのでは?
※脱窒とは、酸素を必要とする好気性バクテリアに対し、酸素を嫌う嫌気性バクテリアの活動により硝酸塩を分解し窒素に変えて空気中に放出する働きのことです。
このような理由で、更にマック系の赤が消えるのは硝酸塩によるものではないかと考えるようになりました。

あっ!あくまでも個人的にですよ!

「水換えに勝る良薬無し」と言われるようにやはり換水作業は必要な気がしてきました。

今回は少し文字が多くなってしまったのでこの辺で区切りたいと思います。

次回は、我が家の換水頻度と方法、水質調査の結果、硝酸塩の除去方法について書いてみたいと思います。

あっ・・・、これは違うとかアドバイスとかあったら気軽にコメントしてくださいね♪


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18 件のコメント:

moomin さんのコメント...

うっはぁ( ゚д゚ )
難しい。
いや・・・・書いてあることはおいらも一通り調べたことがあったので理解はできるんですが、「じゃ~どれがいいか?」ってなると、おいらにはまったくわかりません^^

おいらは水草水槽を先にやっていたので、アピを始めるときに教わった換水に関する概念は結構衝撃的でした。
でも、結果的に一発目のカカトゥはがっつりと産んでくれたり・・・親もきれいに成長してくれてとても満足いくものでもあったし・・・。

なので大半は今も教わった方法でやっています(๑•̀ㅂ•́)و✧

が、稚魚たちは色々な水槽で試ています^^
バクテリアや脱窒の話しもありましたが、ブルカミア水槽ではわざと嫌気層もつくっているつもりです。
それがいいことか悪いことかも・・・よくわかりませんが^^
一応ブルカミアのうたい文句の中に脱窒のことは結構かいてあったりもしたので^^

みなさんの基本方針・・・からの多様なやり方・派生していっている方法は聞いていて楽しいです^^

taketatu さんのコメント...

いや~、脱窒、と書くときは誤字をしないようにと緊張します。先日もあるブログを読んでいると窒という字に「にくづき」がついていて・・。

硝酸塩濃度は図ったことはありませんが、低pH系でもそうでなくても、水替えをした方が活性があがるような気がしています。泳ぎ方、泳ぐ範囲などに違いがあるように思います。
なので、私は結構水を変える派です。

ただ、Macの赤が復活するかについてはよく分かりません。
UVでもあてて日焼けさせてみては?

taketatu さんのコメント...

連コメすみません。

卵について書くのを忘れてました。
Vの卵は良い卵ですね~。これならきっと孵化してくれるでしょ~。
ビンデンの卵、白い筋が脊椎ですね。先の膨れているのは頭。色素胞もできてきて、まもなく孵化ですね。ビンデンか~。ヤワが来たのはもう2年前か~。(遠い目)

abot さんのコメント...

私はまだ水に含まれるミネラルやカルシウムは魚にとって必要なのではないかと考えています。なので硝酸塩濃度を薄めるというのも含め、定期的な換水は必要なのではないかと考えています。RO水ではなくpHをコントロールした水道水でやることが大事ではないかと。アマゾン川はTDS値が0というのを良く目にしますのでGHも非常に低い数値なのだと思っていますが、GHの数値が低くても何らかの形でミネラルやカルシウムを補給していないとも思えません…謎ですが…水に多く含まれていなければ餌になる生物から摂取しているのかもしれませんね。
硝酸塩についての考え方、勉強になりました!
ありがとうございます!

けんけん さんのコメント...

硝酸塩については懐疑的です。事実換水の少ないデスモさんの水槽は産卵ラッシュ!
ただし、行きすぎた水質は明らかにダメで、それは試薬や様々な水質計では計れないんですよね。TDSメーターはホコリをかぶってます(笑)紅茶みたいなブラックウォーターが純水なわけないよなぁと(笑)ROは多用してますが、わざと汚してますし。
なんにせよ話題はつきなくて面白いですよね〜

ジョニきち さんのコメント...

ど~もです!

水質について...自分もいろいろと調べた事ありますが、あんまり深く考えてませんw
今はナイスニーを魔界水槽に入れてますが綺麗になるか楽しみにしてます。ナイスニーが2週間毎に産むので換水のタイミングが難しいっす。

解りやすい記事ありがとうございますm(_ _)m
いろいろと勉強させて貰います!

ミヨ さんのコメント...

素晴らしい考察を公開していただき、ありがとうございます!(^^)
僕もちょうど一昨日、某ショップ店員さんとまさにそういう話をしてました。
硝酸塩の溜まった水って、pH的には現地と近くても、「水質」は全然違うのでしょうね。
今アピストをやってる方の多くが、(僕も含め)元々はほぼ同じような飼育法をしてたように思いますが、そこからもう一歩先に行くためには、もっと色々考える必要がありそうですね。
冒頭のショップ店員さんは、「アピストを殺さない飼い方」と「キレイに仕上げる飼い方」は違うんじゃないかとおっしゃってましたが、まさにそういうことかな、と。
アピストの中でも、種類によって好みの水は違うのでしょうけど、そもそもアピストも魚なので、新鮮でキレイな水が嫌いなわけないですよねw

アピストをちゃんと飼い始めて今まで試行錯誤続きでしたが、まだまだ続きそうですw

ウッシー さんのコメント...

グアロホおめでとうございます〜
デスモさんが見たというビンビンのオスに仕上げてください(笑)見てみたい。
適した飼育水に行き着くにはまだまだ試行錯誤が必要ですね、ウチの場合グッピー水槽で昔飼ってたビタエニが驚異的な成長をしてくれた事が一度だけありましたが何が原因だったかは不明です
みんなであれこれやってけば見つかりそうな気がしますね(笑)

梨乃のパパ さんのコメント...

どうもです~
中々~良い感じのレポートですの~(笑)
私も当初はApは水替えせず、スポンジも
洗わない~方法を良しとしてましたが!(汗)
今は意外に水替えはしますし、スポンジも握る
し、新しいスポンジにも意外に早く替える様に
成ってます~稚魚の育成には水質の安定も必要
ですが、新鮮な水も必要な気がしてます~それと
魚の過密度も意外に重要な気がしています~その
内Ap仲間でこれだ~て言った飼育方法が見つかる
気がしますが?アタイは生きてるかな?(笑)
グアロホ!ビンデン!粘り勝ちじゃの~ブルトも
諦めないで欲しいぞ~(笑)

Woodlabel さんのコメント...

> moominさん

自分もテラ→水草水槽だったので、アピスト飼育している方の水槽は何でこんなに汚いんだろう?と最初は思ってました(笑)
もちろん今もアクアゼミの内容が基本ですが、それにプラスαすることで魚たちが健康的に育ってくれたらと思って色々と考えています。
ブルカミアも脱窒できるんですね。
好気性バクテリアが呼吸の際に出す二酸化炭素を餌に脱窒作用が働くと思うので、多分ブルカミアでなくても脱窒はすると思いますが。
でもまぁ取りあえず試行錯誤しながらやってみます(๑•̀ㅂ•́)و✧

Woodlabel さんのコメント...

> taketatuさん

おっ!自分も間違っていないかもう一度見直しました(^-^;
やっぱりtaketatuさんも水換え派ですか。
マック系の赤の復活は何か方法があるはずなので、みんなで楽しみながら見つけたいと思います!
日焼け!?
φ(..)メモメモ え?

Woodlabel さんのコメント...

> taketatuさん

Vもビンデンも無事孵化しまして、ビンデンは明日くらいに浮上してくれるはずです。
今回は♀が鬼嫁になっていないのでダメかと思いましたが今のところ順調に推移しているようです。
流石卵博士!
先の膨れている頭が自分にはよく分かりません(>_<)

Woodlabel さんのコメント...

> abotさん

ネグロ川の水質は不思議ですよね~
TDS値がゼロと言ってもきっと様々なミネラル分が溶け込んでいるんでしょうね。
水道水の良質なミネラル分を重要視して飼育水をコントロールできるようになりたいです。
いつになるか分かりませんが(^-^;

Woodlabel さんのコメント...

> けんけんさん

自分もpHもTDSもほとんど図りません(^-^;
確かに産卵はするんですが、産まれてきた稚魚の潜在能力を出せていない気がするんですよね。
だから産卵と稚魚育成は何となく別物なのでは?と最近思ってます。
でもまあ皆さんとこんな取り留めの無い話をしてるのが楽しいんですけどね(笑)

Woodlabel さんのコメント...

> ジョニきちさん

アクアを始めた頃は自分も色々調べましたが、やっぱり自身で経験しないと忘れちゃうんですよね。
だから今が良い機会かな~と思って昔調べた内容を思い出しながら実践に移したいと思います。
産卵するということは水が良いということなので別に換水しなくても大丈夫だと思います。
弄り過ぎも良くないと思いますし(笑)

Woodlabel さんのコメント...

> ミヨさん

やっぱり〇態は同じような事を考えてるんですね(笑)
まさに「アピストを殺さない飼い方」と「キレイに仕上げる飼い方」。これです!
常に新鮮な水が注がれて出て行くような水槽を安く作れないかな・・・(^-^;
アピスト飼育はホント奥が深い!
一生掛かっても納得行くレベルに到達できそうにありません(>_<)

Woodlabel さんのコメント...

> ウッシーさん

グアロホは先日ウッシーさんに指摘されたので♀がその気になったのかも知れません(笑)
数は少ないですが今のところ順調に推移しているようなので、背びれビンビンの仔になってくれる事を夢見て見守って行きたいと思ってます(^-^;
グッピー水槽にも特別な何かが働いていたんでしょうね。
大事な物が目に見えないので歯痒い感じがしますが、そこがまた面白いところなんでしょう。
皆さんと色々試行錯誤しながら楽しく答えを見つけられれば良いなぁと思います!

Woodlabel さんのコメント...

> 梨乃のパパさん

確かに稚魚の育成に関しては以前の飼育方法では限度があるような気がしてます。
魚の過密度!φ(..)メモメモ
小さな水槽で沢山飼育してると成長が遅いですから発育不全って事も考えられますね!
我々が生きているうちに答えを見つけられるでしょうか・・・(>_<)
ブルト・・・ねぇ・・・( ̄▽ ̄)